小さな額でも積もれば大金に……スプレッドが重要な2つの訳
FXの取引には「取引手数料」や「スプレッド」とよばれるコストがかかります。
FXの取引の回数を重ねるごとに取引手数料やスプレッドの額が利益に影響してきます。
そのためFX会社を選ぶ際はコストの低い会社を選ぶことが重要となります。
それでは、FXにかかるコストとして重要なキーワード「スプレッド」について、「なぜスプレッドが重要なのか」2つのポイントからご紹介したいと思います。
まず、「スプレッド」とはどんなことをいうのでしょうか?
FXの取引画面を見ていただけるとよくわかると思いますが、例えば「米ドル/円」で「売り注文82.85」「買い注文82.89」と表示されている場合、「売り」と「買い」の数字に差があります。
この差を「スプレッド」といいます。
たとえ買った後に同じ値段ですぐに売ったとしても、スプレッドがあるので同じ値段にはなりません。
また、スプレッドはどのFX会社にもあるので、コストとして受け入れなければなりません。
そして、「なぜスプレッドが重要なのか」という理由については、もうおわかりいただけていると思いますが、FXの取引を重ねるごとにコストであるスプレッドの額も大きくなります。
そのため、小さな額でもちりも積もれば大金に……ということになり利益の額にいつのまにか大きく影響してくるのです。
スプレッドはどのFX会社にもある上、FX会社によってスプレッドは「2銭」や「1.2銭」、「0.8銭」などさまざまです。
また、取引量が少ない時間帯や相場の動きが激しい時などもスプレッドの額は変わります。
「スプレッドの額が固定されていればいいのに…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、FXでは通常スプレッドが固定されている会社は珍しく、「スプレッドは変動するもの」と認識されておいたほうが良いと思います。
ちなみにスプレッドは「スプレッドが狭くなる(縮小)」や「スプレッドが広くなる(拡大)」という表現で表します。
例えばスプレッドが0.8銭から0.5銭になれば「狭くなる」、スプレッドが0.8銭から1.2銭になれば「広くなる」という表現になります。
また、スプレッドはコスト(手数料)であるので、「スプレッドが狭い」方がお得ということになるので覚えておきましょう。
このように、スプレッドはFXの手数料として利益に密接に関わるものとなり、FX会社によっても額は異なるため、トレーダーにとっても非常に重要なものとなっています。
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