これをやったら大損確定？！ロスカットにはご注意

FXは少ない資金で大きなお金を動かすことができる仕組みを活かして、為替レートや金利の差額にとって利益を得るという人気の投資方法となっています。

FXは証拠金という資金をFXの口座に入金し、この資金を動かすことで利益を出すことができますが、逆に損失を被るリスクももちろんあります。

それでは、FXのリスクを回避するための「ロスカット」について、ご紹介したいと思います。

まず、ロスカットとは一体どのようなリスク回避方法なのでしょうか？

簡単に言うと、ロスカットは入金した資金以上の損失を被るリスクを回避するために強制決済するシステムをいいます。

ロスカットとはそのままの意味通りで“損切り”という意味です。

預けてある証拠金に損失が発生し、決められた割合を切った時に業者によって行われる強制決済であるロスカットですが、投資家に大きな損失を負わせないためのセーフティネットと言う一面が大きいものでもあります。

さて、このロスカットは強制決済であると述べましたが、実際にはどのように行われるのでしょうか？

もちろん強制なので、投資家本人の意思に関係なく強制的に決済されることになり、FX業者は口座の残高が一定のラインまで目減りしたら保有している通貨を売ってしまう仕組みとなっています。

そして、買っている通貨を売ったり、売っていた通貨を買ったりして取引を終了させます。

なぜロスカットがあるのかというと、もしロスカットが無い状態でレバレッジがかかっていると損失額が入金した資金以上に膨れ上がってしまう可能性が大きいのです。

FX業者にとっても投資家の損失が大きければ大きいほどかなりのリスクになりますので、このロスカットによって損失を証拠金の金額以内で収まるように限定しているのです。

このように、ロスカットは「大損失の確定」であり、FXを行う投資家、そしてFX業者にとっても入金した証拠金以上の損失を被らないようにリスクを回避するための重要な仕組みとなっています。

いずれにせよ、ロスカットの強制決済が行われないよう、できるかぎりの策を講じる必要があるでしょう。