一度読めばまるわかり!FX用語集
マージンコール
マージンコールとは、FX口座に担保として預け入れた証拠金の額が、現在の含み損を差し引くと大きなマイナスになる状況の場合に、証拠金の追加預入を求める「警告」をいいます。
例えば、証拠金10万円でレバレッジを10倍でかけて100万円を運用した場合、1ドル100円で1万ドルを買い、その後1ドルが95円になったとします。
証拠金10万円−含み損5万円=証拠金残高が5万円となりますが、証拠金維持率は50%(5/10万円)となってしまいます。
このようなレバレッジなどにより証拠金維持率が50〜70%を下回った場合にマージンコールがかかります。
マージンコール自体に強制力はありませんが、マージンコールがかかった場合は決められた時刻までに追加の証拠金を預け入れ、証拠金維持率をFX取引会社の規定するラインまで引き上げる必要があります。
もしくは、所有するポジションを一部決済し取引の規模を小さくすることで、証拠金維持率を上げることも可能となっています。
また、マージンコール後に証拠金維持率を上げることができない場合には、強制的にロスカットが執行されてしまいます。
ですから、マージンコールには速やかに対処することが重要です。