大損する前の警告機能、マージンコールを知っておこう
FXでは少ない資金でも活用次第では大きなお金を動かすことで、より大きな利益を得ることができる投資方法のひとつです。
このFXでは証拠金と呼ばれる資金の数倍から数十倍もの金額で取引が可能であり、ハイリターンを狙うことはもちろんできますが、それだけに非常にハイリスクでもあります。
レバレッジを10倍かけていれば、利益も10倍になりますが、損失がでればこれも10倍となるわけです。
FXには大損をする前の警告機能として「マージンコール」というものがあります。
そこで、この警告機能であるマージンコールについて、ご紹介したいと思います。
まず、FXでレバレッジをかけていることによりハイリターンを狙えると当時に、損失が出てしまった場合はハイリスクとなるため、FX会社では証拠金を大きく上回る損失が出ないようにマージンコールやロスカットなどの独自のシステムを導入しています。
マージンコールは、FX口座に預け入れた証拠金の金額が現在のレートで決済した場合に予測される損失(含み損)を差し引くと大きなマイナスになる場合に、証拠金の追加預入を求める警告機能が作動されます。この警告をマージンコールと呼んでいます。
マージンコールはロスカットの前段階の警告として、多くのFX会社の機能に組み込まれています。
ロスカットはポジションの評価損がある一定レベルに達したときに、それ以上の損失の拡大を回避するために強制的に決済するシステムのことです。
ロスカットによる強制決済をされる前の警告としてマージンコールがかかりますが、マージンコールがかかる基準はFX会社によって異なります。
おおよそ、証拠金維持率が50%〜70%以下になった場合にマージンコールがかかる場合が多いようです。
マージンコールがかかったらどうすればいいのでしょうか?
マージンコールに強制力はありませんが、ロスカットの執行が近いということになります。
マージンコールがかかったら、追加の証拠金を預け入れて証拠金維持率を規定のラインまで戻したり、ポジションを一部決済して取引規模を小さくすることで証拠金維持率を高めるようになります。
このように、マージンコールがかかってしまったら、速やかに対策を行い、ロスカットを回避するようにしましょう。
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