絶対にしてはいけない、塩漬けとナンピンって?
FXに挑戦する際、初心者の人が特に絶対にやってはいけないといわれているのは「塩漬け」と「ナンピン」です。
あまり聞かない用語かもしれませんが、塩漬けやナンピンはFX初心者にとっては絶対にやってはいけないものとなります。
それでは、この塩漬けとナンピンとはどういうものなのか、また、なぜ「絶対にやってはいけないのか」についてご紹介したいと思います。
まず、塩漬けからご説明しましょう。
塩漬けとは、評価損が出ているポジションの損失を確定しないで、利益が出るまで放っておくことをいいます。
評価損が出ているのにも関わらずポジションの損失を確定しないというこの状況は、とても危険です。
とにかく早めに決済をし、次のチャンスを待ちましょう。
もし、しっかりとした損切り設定ができているのであれば塩漬けになることもありませんが、もし明らかに評価損のポジションがあるなら、損切りラインや損切り注文を見直すことが大切となります。
次に、ナンピンです。
ナンピンとは保有しているポジションが値下がりしている場合、値下がり価格で追加購入することで平均購入価格を下げることをいいます。
例えば、1ドル90円の時に1万ドルを買ったら、予想が外れて80円になってしまったとします。
そこで80円でもう1万ドルを買い総ポジションを2万ドルにして、平均購入価格を85円に下げるという手法になります。
90円まで戻るのは厳しいけれど、85円なら可能性もあり、損失を減らすことができるかもしれないということを期待するものとなります。
ナンピンは運よく値が戻れば有効な手段ですが、ポジションを2倍にしているので、さらに値が下がった場合、損失も2倍になるということになります。
FX初心者はFXになれるまではリスクの大きいことはせずに潔く損切りをし、ポジションは追加せずに新しいものを持った方が効果的となります。
このように、FXでは初心者は特に塩漬けやナンピンをしてはいけません。
もし興味があってやってみたいと考えても、やらない方が吉となるでしょう。