そもそも、為替レートはなぜ変わるの?
FX(外国為替証拠金取引)は米ドルやユーロなど外国通貨を売ったり買ったりし、為替レートの差額で利益を得る投資方法のひとつです。
FXという言葉は、英語で外国為替を意味する“Foreign Exchange”からきています。
FXなど投資における「通貨」は「商品」と同じで、高くなったり安くなったりします。
通貨は商品である以上、需要と供給のバランスが大事ですよね。
需要が増えれば価格は上がるし、供給過多になれば価格も下がります。
だからこそ、情報を分析して売り買いすることが大事となり、FXの世界においても世界経済などの情報を分析して売買をすることが利益のチャンスにつながることになるのです。
さて、商品と同じように高くなったり安くなったりする“為替レート”ですが、そもそも為替レートは何故変わるのでしょうか?
それでは、為替レートの変動について、もう少し掘り下げてご紹介したいと思います。
為替相場の変動する要因は実際には様々な要素が絡み合っていますが、基本的には2国間の相対的な力関係によって決まることになります。
例えば、それぞれの国同士が綱引きをしたら強い国の方に引っ張られますよね。
つまり強く引っ張った方の国の通貨が高く、弱い方の通貨は安くなるということになります。
米ドルと円相場を例に挙げると、アメリカの方が日本に比べて景気が良ければ「ドル高/円安」で、逆の場合は「ドル安/円高」となるわけです。
その他に為替相場の変動要因としては、「金利」「国際情勢」「要人発言」「政府による市場介入」などが挙げられます。
金利は、金利の低い方から高い方へと資金は移動しますので、この資金移動によっても為替は変動します。
戦争やテロなども為替が変動する要因となります。
また、国際情勢は政情の不安定な国の通貨は売られることが多く、政情の安定している国の通貨は買われることになります。
そして、各国の首脳や財務官、中央銀行の関係者の発言によるものや、政府が中央銀行を使って市場介入する場合にもマーケットは動きます。
その他、投機筋によって巨額の売買がされた場合などに為替が変動することもあります。
このように、為替レートが変動するのは様々な要因が関係しています。
FXでは、情報を分析する能力もその成功に影響するため、情報収集と分析による売買が大切となります。