一度読めばまるわかり!FX用語集
IFD注文
IFD注文とは、「条件付きで二つの注文を同時に出し、最初の注文が指定通り約定したらもう一つの注文が自動的に発動される」注文方法のことをいいます。
IFD注文の場合、一つ目の売買注文で指定のレートでの買い注文を指定し、二つ目の売買で買い注文より高いレートで売りの注文を指定しておけば、買い注文と売り注文が約定した時点で利益を確保することができます。
ですから、利益確保のための有効な注文方法として利用されることになります。
IFD注文は、二つ目の注文はあくまでも一つ目の注文が成約してからでないと発動されません。
よって、注文時に指定した条件にならなければ、買い注文と売り注文の両方が有効となることはありません。
このため、相場が予想外の方向性に動いた場合でも大きな損失を避けることができるため、リスクヘッジとしての損切りの手段としても有効に利用することができます。
IFD注文は「イフダン注文」とも呼ばれ、利益確保のために指値買い・指値売りの組み合わせを出せるほか、損失を限定するために指値買いに逆指値売りを組み合わせ、損益を最小限に抑える際にも利用される注文方法です。
利益を生み続けていくことがFXの理想像ですが、為替相場では損失が出た場合に、その損失を極力小さく抑えることも重要な戦略です。
特にFXを始めて間もない利用者の損切りには、IFD注文を利用することが推奨されることも多くなっています。